« September 2004 | Main | November 2004 »

October 29, 2004

混ぜ物温泉旅情

最近話を聞かなくなったが,温泉に混ぜ物をしていた旅館の話はどうなったのだろう?
当然,温泉でないのに温泉と偽ることはいけない.しかし,初めから混ぜ物をしていると謳ってしまえば,悪くないのではないか?宿泊客も混ぜ物宿と分かって泊まる.美人女将もお客もニコニコ.
積極的に混ぜていけばいい,かき混ぜていけばいい.混ぜ物宿.温泉宿のネクストステージだ.

・登別カルルス混ぜ物宿
草津温泉に来た宿泊客.どこもかしこも草津温泉.長期の湯治に来た人は飽き始めても不思議ではない.始めて来た人も草津温泉だらけで戸惑ってしまう.そんなお客の前に「登別カルルスやってます」の文字.安心できるのは何故だろう.草津に来たのに登別.嬉しい誤算だ.右へならえの没個性時代に弓を引く,混ぜ物宿からの提案.

・猿混ぜ物宿
お湯に混ぜるのは温泉の元だけとは限らない.猿だっていいのだ.猿混ぜ物宿.露天の湯船に猿を入れておく.野外で猿がお湯に浸かっているだけで,温泉じゃないのに温泉のような気がする.体にいい気がする.温まる気がする.

・白菜,鮭,つみれ,昆布の混ぜ物宿
これは温泉じゃなくて,鍋だ.風呂の枠を超えて鍋の枠に入り,鍋の存在を脅かす.箸を片手に入浴.体も温まり,腹も膨れる.一石二鳥とはこのことだ.しかし,調子に乗ってキムチ鍋にしてはならない.体中の粘膜が大変なことになる

混ぜ物宿.新たな時代がそこまで訪れていると感じるのは私だけか?

| | Comments (2)

October 28, 2004

おいしさの表現法

料理に関して「どんな味?」と聞かれると,答えに困る人は多いと思う.
無論,私も困ってしまう.突然「どんな味?」と聞かれても,味を表現する言葉の引き出しには,甘い,辛い,しょっぱい,すっぱい,苦いくらいしか入っていない.しかし,そう単純に答えるのはちょっとつまらないと思って,言葉の引き出しを引っくり返して探すが,やっぱり何もない.結局は「いやあ,まあまあだよ」と半笑いで誤魔化してしまう.何が「まあまあ」なものか.答えになってないし,意味が分からない.

今度はいつ「どんな味?」と聞かれても対応できるように,余裕のある今だからこそ,味を表現する引き出しに言葉を入れておこうと思う.基本的には,食感,風味,舌に感じる味の組み合わせで表現すれば充分だろう.さらに,ワインで使うっぽい言葉を絡めるとおしゃれ感も漂い完璧だ.

食感
・外はカリッと中はふんわり
・サクサクの歯ごたえが口の中でリズムを刻む
・柔らかな感触が歯を伝わり,歯茎にうれしい
風味
・甘い香りが鼻腔をくすぐる
・荒々しい肉の香りが鼻の奥をガツンと殴打
・磯の香りが鼻の中に波を呼び寄せる
舌に感じる味
・野趣溢れるコクが舌を伝わる
・甘さの向こうに苦さが見え隠れ
・辛さの爆弾が口の中で破裂
ワイン言葉
・ビロードを纏った天使が風呂場で滑った感じ
・ハムスターがひまわりの種を胃に運んでいく感じ
・ワオキツネザルがスキー履いて直滑降で滑り降りていく感じ

うむ,中々いい感じだ.基本はこれで良しだ.じゃあ,実際の場面を想定して組み合わせてみよう.

「この餃子,どんな味?」
と餃子のうまい中華料理の店で友人が私に聞いた.
待ってましたと私は答える.
「カリッとした皮とふんわりしたアンの歯ごたえが口の中でリズムを刻む.まるでジャズだ.合い挽きの豚と牛の香りが鼻腔を殴打し,鼻血を呼び寄せる.野趣溢れるコクを含んだ肉汁が舌の上で破裂.旨みが喉の向こうで見え隠れ.ああ,今,ワオキツネザルがひまわりの種を持って風呂場で滑った.」

……どんな食べ物だよ.

| | Comments (2)

October 27, 2004

空調メッセ2004開催

空調メッセ2004,こんなメッセがあるとは今まで思っていなかった.自分の知らないところで,知らない業界が盛り上がっている.
やっぱり空調業界の人にとっては大きなイベントなのだろう.空調の新技術が目白押しな展示会に違いない.

会場の至る所にある排気口やら吸気口.空調業界の人達が,噴出し口から勢いよくブオーと噴出される空気を前に「やっぱり新型は違いますなあ」に心ときめかせていることだろう.「業界初!ターボ排気」の謳い文句の製品に目を見張る来場者,運転中の騒音を抑えた「空調静御前」の登場に驚きを隠せない開発者達,わずか30秒で効率よく室内の空気を入れ替える新技術に目を輝かせる技師達で溢れる.
空調メッセは空調の未来を覗かせてくれる.いつもは脇役の空調の機械が,今日は会場で高らかに誇らしげな音を響かせる.

展示会にお約束の奇を衒った製品にも目が離せない.
手に持った団扇をパタパタとやるゴリラの人形.キャッチフレーズは「ゴリラの力で風が来る」.机の上に扇風機代わりに置こうものなら,椅子に座った人が一扇ぎで吹き飛びひっくり返る.
モアイを模った鼻から空気を吸って口から空気を出す空気循環機.空気が循環しているのかしていないのか分からない.吐いた空気を吸っているだけじゃないのか?

ホールでは講演会が開かれる.パリで活躍中の空調デザイナーによる五年後のエアダクトについて語る講演会だ.空調界のスターの登場に,聴衆達はサインをねだり,携帯のカメラを向ける.

会場の片隅では専門雑誌「月刊 快適な空気」が売られる.その隣は空調の同人サークルのために開放され,エアコン模型や,同人誌が売られる.会場内を換気扇やらエアダクトやらのコスプレでウロウロしている人がいるのはそのせいか?

製品や技術をアピールするコンパニオンも忘れちゃいけない.排出された空気でコンパニオンのお姉さんの短いスカートが偶然まくれ上がるのは,嬉しいハプニングだ.

空調業界の人や同人達の熱気や情熱で溢れかえる空調メッセ.会場内は,さぞ熱くなることだろう.しかし,展示された最新の空調機械が空気を循環してくれるから,その点は心配いらない.

| | Comments (2)

October 26, 2004

花言葉補遺

昨日,花言葉について書いてから,少し気になったので調べてみた.
花言葉の由来などは未だに分からないままだが,気になる花言葉が見つかった.

・枯れ草:新春を待つ
これはどうだろう?花でないどころか,生きていない.枯れた草が何を待つというのだ.
・まつたけ:控え目
これは植物じゃない.菌だ.正確には花言葉でなく,菌言葉というべきものではないのか?

この「枯れ草」と「まつたけ」から分かる事は,花言葉ってなんでもありということだ.菌言葉であるはずなのに花言葉,犬言葉でも花言葉だ.とすると花言葉ってもっと色々な場面で花言葉を使うことが出来るのではないか?

夜景の綺麗なホテルの最上階のレストランでのプロポーズ.「結婚して欲しい」の言葉と共に差し出される箱.箱の中にはザリガニが入っている.ザリガニの花言葉は「永遠の愛」.嬉しさのあまりザリガニ片手にスキップする彼女の足取りも軽い.

母の日にカーネーションの代わりに贈るのは生肉40kg.生肉40kgの花言葉は「ありがとうお母さん」.大変なのはお母さん.生肉40kg頬張る姿の花言葉は「これからもよろしくね」.必死に食べるお母さんの目から嬉し涙と嬉しくない涙が流れる.

幼い子供に見せるべきは,何といっても動物園のサル山だろう.ニホンザルの花言葉は「元気な子」,サル山の花言葉「すばしっこい」.サル山を見た子供はきっと「すばしっこい元気な子」に育つことだろう.猿っぽい子に育つことだろう.しかし,猿ならば何でもいいというわけではない.ワオキツネザルを子供に見せてはいけない.ワオキツネザルの花言葉は「ワオ!」.ただ驚くだけの子供になってしまう.

満員電車で誰かが放屁.悪臭が車内に充満する.疑われるのは哀れなオヤジ.そんなオヤジは自慢のカツラをずらす.ずれたカツラの花言葉は「オレじゃない」.オヤジにとっては,放屁の犯人にされるか,カツラがばれるかのギリギリの選択だ.

いろいろな場面で使える花言葉.思った以上に可能性を秘めている.これからは積極的に使っていきたい.

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 25, 2004

花言葉

花言葉は誰がなんのために付けているのか?全くの謎だ.
実際,花言葉が役に立っている場面に遭遇したこともないし,聞いたこともない.この世界には,花言葉のお陰で助かったとか,花言葉があって命拾いした,などという人はいるのだろうか?

「オレオレ,事故を起こしちゃったんだけど,これから言う口座に…」
電話を取ったお婆さんは慌てる.多分,この声は孫の玄太だ.孫のためにお金を急いで振り込まないといけない.通帳片手に銀行へ急ごうと玄関で靴を履く.そんなお婆さんの家の玄関に飾られていたのは胡蝶蘭.お婆さんは,胡蝶蘭に目をやり落ち着きを取り戻す.胡蝶蘭の花言葉は「オレオレ詐欺に注意」だ.
お婆さんはホッと胸を撫で下ろす.

とある倒産寸前の会社.倒産を何とか回避しようと連日会議が開かれる.しかし,一向に打開策は生まれない.もう駄目だ,明日から社員一同路頭に迷う.
そんな会社の会議室の窓辺に社長秘書が飾るのはウツボカズラだ.ウツボカズラの花言葉は「業績のV字回復」.
会社の雰囲気は一転.会議室に飛び交う画期的な打開案.回復する景気.会社がその業界の最大手と呼ばれるようになるのはそれから間もなくであった.

銀行員と客を人質に銀行に立てこもる強盗.客に向けた銃の引き金に強盗の指が掛かった瞬間,「危ないお客様」と飛び出てきたのはガーデニングが趣味の支店長.片手に持った花はブーゲンビレア.ブーゲンビレアの花言葉は「田舎のおっかさんが悲しんでいるぞ」.支店長はそっと強盗の胸に付ける.「おっかあ,ごめんよ」と強盗の目から涙が流れる.

便秘で苦しむ人に朗報.そんな人はトイレにイチジクを置けばよい.イチジクの花言葉は,「快適な便通」.とめどなく吐き出される宿便.

さて,文章を書きつつ私が手にするのは彼岸花だ.花言葉は「適当な話のオチが思い浮かばない」.

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 22, 2004

肉祭カーニバル

カーニバル,日本語で言えば謝肉祭.
事ある毎にどこかで開催されているようだが,あれって何だ?頭に羽を付け,見えそうで見えないギリギリでキラキラの衣装を着て踊る婦女子達.浮かれて,沿道で一緒に踊りだす見物人.もう何がなんだか分からない.
カーニバルに文句を付ける気もないし,ギリギリ踊りの婦女子達に文句を付ける気もない.寧ろ,そんな婦女子達を見るのは好きだ.

カーニバルなるもの,謝肉祭というくらいなのだから,きっと肉に対して感謝する祭なのであろう.私も肉に対する感謝の気持ちは持っているし,その気持ちは誰にも負けていないつもりだ.しかし,踊りながらパレードをして感謝しようというのは,ちょっと違うと思う.感謝というには,やり過ぎという感は否めない.もうちょっと落ち着いて肉と向き合って欲しい.ひょっとして肉に対して感謝するという目的を失っているんじゃないのか?

カーニバルも始めは地味な祭だったに違いない.祭壇に祀られた肉に酒を捧げて祈り,舞を奉納する簡単な行事だったことだろう.次第に舞を奉納するだけになり,挙句の果てに往来で派手な踊りでパレードする祭に変わってしまった.肉に対する感謝の気持ちとかけ離れ,主役の肉すらどこかへ行ってしまっているように感じられる.

ともあれ,私も謝肉祭の趣旨には賛成だ.カーニバルの折には,ハンバーグやウィンナーを思い描きながら,沿道で自分なりの舞を奉納していきたい.

| | Comments (2)

October 21, 2004

川アザラシ

このところ全く話を聞かなくなったアザラシのタマちゃん.どうやらもう荒川にはいなくなったという話だ.
あのアザラシは,結局何をするために川を昇って来たのか?私はタマちゃんではないので,その答えは分からない.しかし,海から川を遡って来る他の生き物を考えてみれば,自ずと答えは見えてこよう.
海から川を遡って来る代表的な生き物.そう,それは鮭だ.あのアザラシは卵を産むためにやって来たのではなかろうか?川で卵を産む新しいタイプのアザラシ,それがタマちゃんだ.

10年後のタマちゃんの子孫の姿が目に浮かぶ.

遥々ベーリング海から日本の川に向かってくるアザラシの群.それを狙う漁師達.ここで捕れたアザラシは,新巻アザラシにされる.年末年始の贈答品の定番だ.贈ってうれしい,貰ってうれしい新巻アザラシ.
押し寄せたアザラシが河口を埋め尽くす.そんなアザラシを子供達が橋からを見下ろし,「タマちゃ~ん」と呼びかけるのも毎年の恒例だ.
川を遡るアザラシには数々の困難が待ち受ける.
アザラシを釣り上げようと待ち構える釣り人達.釣り人達は,夕食の食卓を彩るおかずの一品にしようとアザラシを狙っているのだ.アザラシを釣り上げたお父さんのその日の食卓は,自慢話と,家族の笑顔が,おかずのアザラシを囲む.楽しい会話とおいしいアザラシ,自然とご飯もすすむ.そんな家族の食卓には,いつまでも笑い声が響くことだろう.
冬眠を控えた熊達.特に冬の間に子熊を産む雌の熊にとって,重要な栄養源となる.鮭と同じ要領でアザラシを捕まえる熊.アザラシで栄養を充分に摂った熊は安心して冬を迎えることができる.特に北海道では秋の終わりを告げる風物詩として有名だ.アザラシをくわえた木彫りの熊の置物は北海道土産として欠かすことができない.
そんな困難を乗り越え,激流に逆らい,滝を昇り産卵場所に辿り着くアザラシ.アザラシ達は川底に卵を産みつけ,その短い一生を終える.

ああ,川を上るアザラシ.早く来ないかなあ,タマちゃんの子孫達.

| | Comments (2)

October 20, 2004

特徴打ち合わせ

会社で,それぞれのスケジュールが書かれたホワイトボードの行き先に書いてあった.
「特徴打ち合わせ」
何だこれは.どんな事を話し合うのだ.
キリンは首が長い,象は鼻が長いから始まって,うちの課の誰某は耳がでかいだの,あいつはHard Rock CafeのTシャツが似合うだのそういうあれか?「あいつは豚しゃぶが好きなようだから,今度から「しゃブー」って呼ぼうぜ」とか打ち合わせているのか?豚しゃぶ好きはひょっとしてオレの事か?確かに豚しゃぶは好きだが,しゃブーと呼ばれる程好きではない.それでは真のしゃブーに失礼だ.
でも,こんな打ち合わせなら出てみたい.この打ち合わせの為の資料準備なら喜んで引き受ける.普段は出来損ない社員の私だが,かつてない働きをしてみせる.ああ,出てみたい.弥が上にも気分が盛り上がる.
その「特徴打ち合わせ」に出たと思われる人に聞いてみたら「特許打ち合わせ」の間違いだった.なーんだ,がっかり.
しかし「特許打ち合わせの間違いだよ」という顔には,本当は特徴打ち合わせをしたという不気味な笑みが浮かんでいた.

こいつ絶対オレをしゃブーだって思っている.

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 19, 2004

御祝儀地獄

来月,再来月と計三組も友人が結婚する.その内二組は結婚式に呼ばれ,残り一組は二次会から呼ばれている.まあ,めでたい.めでたいのは認める.出席するのもやぶさかでない.しかし,私の経済的にはめでたくないのだ.
何とかして,何とかできないものか?お祝いを気持ちだけで済ます方法はないものか?気持ちだけならいくらでもあげよう,減らないから.
でもまあ,無理だろうなあ.無理だろう.うん,諦めた.ご祝儀包むよ.でも,私のこの思いを新郎新婦に届けたい.御祝儀にお金と一緒にこの思いを包みたい.でも,御祝儀袋に小銭をたんまり入れたり,子供銀行券を入れるのは,邪道だと思う.きっちり福沢さんを入れるのが最低限のマナーだろう.そんな感じで御祝儀を考えてみた.

あの人に届け!この思い!!

・福沢コラージュ
ヘアヌード写真を準備して顔の部分を切り抜く.裏から福沢さんの顔が出るようにお札を貼り付ける.あら,不思議.福沢さんのヘアヌード写真の完成.顔を赤らめる新婦.青らめる新郎.結婚一日目から二人の間に亀裂が走る.

・赤い絵の具と小麦粉の付いたお金を入れておく
犯罪がらみのお金じゃないかと新郎新婦に誤解させる.血と薬の付いたお金ですか?うろたえる新郎新婦.このお金の裏に潜むのは何だ?殺人と毒薬?強盗と麻薬?部屋とワイシャツと私?

・クシャクシャで泥付きのお金を入れておく
「北の国から」の黒板五郎を彷彿とさせるお金.そんなお金の入った袋を開けた新郎新婦の頭の中を流れる音楽は「らーらーらららー」.五郎さん,純,蛍が蘇る.北の大地,手作りの家.新郎新婦の顔を涙が流れる.

さあ,新郎新婦よ,このお金を受け取れるか?オレとお前らの勝負だ.

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 18, 2004

ツキノワグマの事情

最近ツキノワグマが頻繁に目撃されているらしい.日本各地の熊が示し合わせたように街に下りてくる.きっとツキノワグマ界に何やら大きな事が起こっているのだろう.

・プーさんのつもり
婦女子の皆さんに人気のプーさん.女子高生のかばんのマスコット,携帯電話のストラップなど,もう驚くほどの人気ぶり.それを知ったツキノワグマ,自分も黙っちゃいられない.是非自分も人気者になろうと街に押し寄せる.しかし,詰めが甘かった.赤いTシャツに下半身露出が熊の紳士.Tシャツを忘れて,ただの変態全裸熊となってしまった.残念.

・ベストジーニストに選ばれたい
またベストジーニストだ.ベストジーニストネタはもうよろしい.

・クマ界のスターに会いに
今クマ界ではドラマ「冬のクマタ」が大ブーム.略して「冬クマ」.冬眠したら記憶喪失になってたクマの話だ.そんな冬クマの主役がどうやら日本のどこかにいるらしい.今年の冬眠前にそのクマを一目見ようと熊のおばちゃん達が日本中を探し回る.おばちゃん達には街だろうと山だろうと関係ない.
ツキノワグマの「胸の白い模様」が,誰かの「えりまき」に見えてくるのはなぜだろう?

ツキノワグマの事情,意外と大した事ない.

| | Comments (2)

October 15, 2004

秘伝のタレ

秘伝のタレが怖い.
うなぎ屋や焼き鳥屋によくある何十年もの間毎日少しずつ継ぎ足して使っている製法秘伝のあのタレだ.

「今日は老舗のうなぎ屋さんにお邪魔しました.早速ご主人にお話を伺いたいと思います!」
レポーターはマイク片手に,にこやかにカメラに向かって話掛ける.
ここは,生放送の昼番組「直撃!食べたい昼御飯」の収録現場.昼時とあってうなぎ屋の席はお客さんで埋まっている.
「こちらのお店のうなぎのタレは,昔から継ぎ足して使っている秘伝のタレだそうですが,いつ頃からお使いになっているのですか?」
レポーターは,うなぎを焼く主人にマイクを向ける.
「初代からだからもう百二十年になりますねえ.戦争中は先代が『このタレだけは』と壷を持って戦火から逃げ惑ったそうです.」
主人は忙しそうに,うなぎを壷に入ったタレに浸して焼きながら,誇らしげに答えた.

私はこのタレってどうだろうと思う.一体何が入っているのか分からない.そのタレは初代の試行錯誤の汗と涙の結晶かもしれないが,本当に初代の汗と涙が入っているかもしれない.風邪をひいた先々代がくしゃみした拍子に鼻水を飛ばしたかもしれないし,50年前に飛び込んできたセミが壷の底で死んでいるかもしれない.ひょっとしたら,その家のばあさんが毎晩タレで入れ歯を洗っているかも知れない.

「三郎や,昨日外した入れ歯が見つからないんだよ.知らないかい?」
とテレビの収録に気が付かずに店の主人の母親であるばあさんが奥から出てきて,主人に尋ねた.
「知らないよ.今テレビのインタビュー受けてるんだから後にしてくれよ.」
主人は困ったように答え,焼いているうなぎを引っくり返す.
「あらあら,元気なおばあちゃんですね.」
とレポーター.
「本当にそれだけが取り柄で.」
と二人和やかに笑いあう.

ご主人よ,笑っている場合ではない.ばあさんの入れ歯はその壷の中だ.

| | Comments (4)

October 14, 2004

台風,温帯低気圧へ

「台風は温帯低気圧に変わりました」
天気予報でよくこの言葉を聞くが,よく分からない.台風から温帯低気圧に変わる瞬間ってのがあるのか?
気象庁では気象予報士達が気象衛星からの映像の前に集まり,「もうちょっと,もうちょっと.」,「ああ惜しい,惜しいけどまだ台風だ.」,「あっ,今変わった.変わった.やった.やったよ.」などとやっているのだろうか.温帯低気圧に変わったか,変わってないかで意見がぶつかってケンカになったり,殴りあったり,最後は仲直りして友情が生まれたりしているのだろうか?
ともあれ,台風が温帯低気圧に変わるとき何が起こっているのだろうか?

・出すものを出してすっきりした
これには腸が弱い私は台風に共感できる.毎朝のように通勤電車で起こる腹痛.自分の中に台風が発生した気分.降りたくないのに,降りざるを得ない途中下車.駅のトイレに駆け込み,個室ブースに並ぶ列に加わる.台風は勢力を増して接近中.超大型で猛烈な台風が上陸寸前.大災害は免れ得ない.個室が空くのは,大抵「ああ,もう駄目だ」と覚悟を決めた瞬間.ヨタヨタとブースに入り用を足す.出した瞬間が自分の中で何かが台風から温帯低気圧に変わった瞬間だ.トイレを出る時は,すっかり心の中に台風一過の青空が広がる清々しい気分.高原の風や小鳥のさえずりすら感じる.

・ベストジーニストに選ばれた
昨日のネタはもういいから.オレだって選ばれたいさ.

・大人の階段を一段登った
台風にジェニファーとかって名前を付けて,「台風」を「夢見る少女」,「温帯低気圧」を「レディー」と言い換えるともっと素敵.天気予報は,何を言っているのか分からなくなる.「夢見る少女のジェニファーは大人の階段を一段登ってレディーへと変貌しました.付近の住民は引き続き警戒して下さい.」どうしちゃったんだ,台風.住民は何を警戒するんだ?

台風が温帯低気圧に変わる瞬間,そこにはときめきが確実に存在する.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 13, 2004

ベストジーニストへの道

今年もベストジーニストなる人々が発表された.
どんな趣旨の賞なのかよく分からないが,きっと一番ジーンズが似合う人に贈られるのであろう.誰が何の目的で選ぶのかは分からないが,おしゃれの王様たるジーンズが似合うのだ,贈られた人はさぞ嬉しいことだろう.
私は10年以上ジーンズを穿いていないのだが,どうすればベストジーニストの称号が貰えるのだろう?これからもジーンズを穿くつもりはないが,この賞を貰ってみたい.「穿いてないのに貰えるとは思いませんでしたよ」とインタビューで答えてみたい.

火事場に飛び込み,逃げ遅れた幼い子供を救出.子供を助けたのは頭にジーンズを被った勇者.頭から後ろへ垂れ下がった足がおしゃれを演出.野次馬達の拍手の中,軽やかに去っていく.

遮断機が下りた踏み切りを渡る一匹の子犬.迫り来る電車.目を覆う人々.そんな子犬を救うのは頭にジーンズを被った勇者「ジーンズマン」.安堵する通行人達を後に,爽やかに走り去る.風になびくジーンズがおしゃれのアクセントだ.

人気が落ちつつある相撲.そんな相撲を救うのは勇者ジーンズマン.まわしの代わりにジーンズ巻いて連戦連勝の大活躍.ケミカルウォッシュがチャーミング.しかし,横綱を目前にしつつ突然謎の引退.

ピンチを救う謎の勇者「ジーンズマン」.正体は秘密だ.

あっ,話の流れが途中で変わっちゃった.

| | Comments (2)

October 12, 2004

小悪魔的妖怪

「小悪魔的」.この言葉,どうもよく分からない.
「小悪魔的魅力」,「小悪魔的性格」,「小悪魔的メイク」のように使われ,「ちょっといけない」,「ちょっと危ない」というニュアンスを持ちつつも,悪い意味でない言葉ってのは分かる.少し悪い意味を持つ「小悪魔」という言葉を含ませることで,逆に悪戯っぽさを含ませて良い意味を持たせているってのも分かる.分からないのは,この少し悪い意味ってのはどの程度の悪い意味なのかってことだ.

「ちょっといけない」とか「ちょっと危ない」ってのは,具体的にどの程度なんだろう?
・メンソレータムを目の周りに塗る
・ベランダから唾を垂らす
・濡れたプールサイドを全力で走る
かなり的を得ているんじゃないだろうか?この辺りの悪さが小悪魔に相応しいんじゃないか?

「小悪魔」を日本の妖怪で分かりやすくいうとどの程度か?
・砂かけばばあ
・小豆洗い
・ぬらりひょん
これも的を得ているんじゃないだろうか?この辺が大きな悪さを働きそうにない妖怪達だろう.

「小悪魔的」つまりこう言い換えることができる.
・「メンソレータムを目の周りに塗る砂かけばばあのような魅力」
・「ベランダから唾を垂らす小豆洗い的性格」
・「濡れたプールサイドを全力で走るぬらりひょんのようなメイク」

うむ.分かりやすくなった.

| | Comments (1) | TrackBack (0)

October 10, 2004

土の中ライフ

アメリカには13年ゼミ,17年ゼミと呼ばれるセミが居るらしい.それぞれ13年間,17年間を土の中で幼虫として過ごし,地上に出てくるセミだ.
今年はワシントン周辺で億,兆とも言われる数の17年ゼミが発生し,木を覆い隠さんばかりのセミの群れがニュースの映像としてテレビで映し出されていた.
幹を覆い隠さんばかりに群がるセミの群れ.これだけの数が集まると,見てるこちらもテンションが上がる.いつもローテンション気味な自分だが,何か抑えられないものがある.

17年も土の中に引き篭もる17年ゼミ.きっと土の中が楽しいのだろう.土の中ライフが楽しいのは13年ゼミも同様だろう.日本のアブラゼミさえ5,6年は土の中にいることを考えると,セミ達にとって土の中は余程楽しいに違いない.

地面の下で土を掘る幼虫達.
「この辺の土,凄く軟らかいぞ.みんな来てみろよ.」と盛り上がり,「俺にも一掻き掘らせろ」と集まる幼虫.誰か友達をを引っ掛けようと落とし穴を掘ってみたり.結局その落とし穴に自分で引っ掛かって,照れ笑いしてみたり.温泉を掘り当てて,湯に浸かってくつろいでみたり.埋蔵金を掘り当てて豪遊したり.みんなでインターハイ目指して頑張ってみたり.憧れの先輩に手紙で気持ちを伝えてみたり.毛が生えてきて悩んでみたり.

セミの幼虫ライフ,意外と楽しそうだ.

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 08, 2004

甘栗事情

一時期流行った剥いた甘栗のお菓子「甘栗むいちゃいました」.今でもスーパーのお菓子売り場で普通に見かけるが,以前ほど話題には上らない. 最近の剥いた甘栗事情はどうなっているんだ?このまま普通のお菓子として売り場に埋もれていいのか?この辺でテコ入れが必要じゃないか?
ってことで,新商品考えちゃいました.

・甘栗食べちゃいました
袋の中には栗の殻だけ.袋から殻を出してテーブルに置くと,不思議と甘栗食べた気分.ダイエットに最適です.

・うまい棒茹でちゃいました
茹でたらさすがのうまい棒もうまくない.まずい棒.しかも栗じゃないし.

・ハマグリむいちゃいました
惜しい.惜しいけど栗じゃない.

・ハンマー投げちゃいました
室伏広治、ムロフシコウジ,ムロクリコウジ.これは栗だな,うん.いや違う,栗じゃない.騙されるところだった.

・秋物の新作できちゃいました
デパートの服売り場でこう書かれると,ちょっとムカつく.

・あなたの全て愛しちゃいました
嗚呼,言われてみたい.

こんな新商品希望.特に最後のやつ切に希望.発売日店の前に並んで買うので,是非.

| | Comments (6)

October 07, 2004

中の人達

ディズニーランドのぬいぐるみの中の人にも序列とか役職があるのだろうか?
一番偉いのはミッキーマウスの中の人,その次に偉いのはプーさんの中の人といった具合の序列だ.
ミッキーマウスが一番偉いことは確実だろう.部長レベル位か?
恐らくは,ディズニーランドの客から見えない裏側では,ミッキーマウスの中の人に怒られるディズニーキャラの中の人も日常の光景として見られるのではなかろうか.

・「さっきのパレードのダンスは何かね」と怒られるドナルドダックの中の人.

・「いつまでも子供気分じゃいかんよ」と嫌味を言われるピーターパンの中の人.

・セクハラを受けて泣き寝入るミニーマウスの中の人.

舞浜駅の近くの居酒屋には,愚痴をこぼしに来るぬいぐるみの中の人達がよく訪れる.

サラリーマンが入ったぬいぐるみ達.今までは,魔法の国のキャラクター達が嘘臭くて受け入れがたかった私だが,上司から叱咤される中の人を考えると彼らを素直に受け入れることができる.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 06, 2004

デリケートゾーンの痒み止め

「デリケートゾーン」が気になる.
いや,正確にはデリケートゾーンに発生するという痒みとその痒み止めが気になる.男の私にはよく分からないのだが,テレビのCM等を見るに,デリケートゾーンとやらは痒くなるらしい.そして,その痒みを止めるには専用の軟膏を塗らねばならないらしいのだ.
デリケートゾーン専用の痒み止めが出ているってことは,通常の痒み止めでは駄目ってことだ.何故駄目なのだ?しかし,男の私でも,デリケートゾーンに虫刺されの痒み止めを塗ってはいけないことくらいは分かる.過去に自分のデリケートゾーンにキンカンを塗って臨死体験をした経験から理解できる.
そもそも,デリケートゾーン専用の痒み止めと通常の痒み止めの違いは何だ?もし,虫に刺された部分にデリケート専用軟膏を塗ったら,痒さは治まるのか?どうなんだ?
そのデリケート軟膏なのだが,使用者たる婦女子の人がデリケート軟膏その物を持って歩いている姿を見たことがない.きっと,婦女子の人がトイレに携帯する男の子には秘密のおしゃれポーチの中に忍ばせているからだろう.おしゃれポーチに忍ばせたデリケート軟膏,一度見てみたいものである.

私はデリケート軟膏のことを考えるとドキドキする.この不思議なドキドキは何だろう?中学生時代,エロ本をこっそり見た時のドキドキと少し似ている気がする.大人になってからあまり感じることのなかったもどかしい種類のドキドキだ.これは心のデリケートゾーンの痒みと言っても良いのではなかろうか?

心のデリケートゾーンに触れてしまったデリケート軟膏,心のかゆみは止めてくれない.

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 05, 2004

お猿の電車

通勤電車でいつも思う.運転手が猿だったらなあ.
ぎゅうぎゅうに人が詰まった満員電車を毎朝運転するのは猿.しかし,通勤サラリーマンはその事実を知らない.バナナ片手に出発進行.
たまに,猿の代わりにゴリラの運転手がいたりする.今日の電車のやけにブレーキがうまいなあと思ったら,それもそのはず,運転手はゴリラだもの.ただの猿とはブレーキ技術が違う.
チンパンジーもゴリラなんぞに負けちゃられない.チンパンジーはダイヤの正確さが自慢だ.いつも時間通りに駅に発着.サラリーマンも大助かり.
オランウータンの運転は,電車が発車した時の加速が静か.いつ動き出したのかすら全く分からない.乗客はうれしい悲鳴だ.
何か運転が荒いと思ったら,運転手はワオキツネザル.そんな訳の分からない猿が電車でGo!何がワオだ.

お猿の電車は,今日も疲れたサラリーマン達を運ぶ.

| | Comments (2)

October 04, 2004

速い犬

少し前のことになるが,会社に行こうと駅に向かって歩いていると電柱に張り紙を見つけた.

「速い犬探しています」の文字と冴えない柴犬っぽい写真

「えっ」と思ったが,遅刻寸前で急いで駅に向かっていたために,よく見ることなくそのまま通り過ぎて会社に行った.
しかし,会社に着いても,「速い犬」が気になって仕方ない.仕事が手に付かない.誰が何のために「速い犬」を探しているのだ.写真の柴犬も謎だ.冴えない柴犬が走ったところで速くないだろう.
見かけは冴えない犬だが,走ると速い犬を探しているのか?そうだとしたら,注文が多過ぎる.そんな犬見たことも聞いたこともない.冴えない犬は冴えない犬でしかないのだ.
「速い犬」への思いは募るばかりで,仕方なくその日は早退した.仕事どころではない,仕方がないさ.
その帰り,張り紙をもう一度よく見てみる.

「迷い犬探しています」の文字と冴えない柴犬っぽい写真

| | Comments (2)

October 01, 2004

味わい

私の腸は弱い.出て欲しくない時に限って,腸内に雷鳴が轟く.しかも軟性の大便のことが多いため,我慢が出来ない.どんなに調子が良くても,20分我慢できることはない.
まあ,そんな訳で毎朝出勤の時も大変なことになる.毎朝がうんことの戦いだ.

実は今日も一戦交えたが,見事に敗北.降りる必要のない駅で途中下車で,トイレに駆け込んだ.ぶらり途中下車の旅だが,気楽な「ぶらり」ではなく,別な物が尻から「ぶらり」だ.尤も今までうんこに勝った例はないのだが.
今日はそんな駅での脱糞中に新たな発見があった.脱糞中,まさに尻からぶらりの状態で,にわかに肛門に刺激.ちょっとした痛みが走る.「あれっ,どうしたんだ?何で急に?」などと汚いトイレで首を捻る.生んだうんこに血が付いていないので,痔ではないようだ.
昨日の夕食は辛い物を食べた事を思い出した.辛い物が肛門を通った痛みだったのだ.しかし,脱糞を開始した時は痛みはなかった.つまり,間食の習慣がない私の尻から出てきた物は,「昼食→夕食」へと変化したのだ.そんな瞬間,今まで実感したことはない.初めての経験だ.嬉しくてちょっと泣きそうになった.駅のトイレの中だけど.

尻の穴で感じる食事の変わり目.別な穴での二度目の味わい.一粒で二度おいしい.

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« September 2004 | Main | November 2004 »