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October 21, 2004

川アザラシ

このところ全く話を聞かなくなったアザラシのタマちゃん.どうやらもう荒川にはいなくなったという話だ.
あのアザラシは,結局何をするために川を昇って来たのか?私はタマちゃんではないので,その答えは分からない.しかし,海から川を遡って来る他の生き物を考えてみれば,自ずと答えは見えてこよう.
海から川を遡って来る代表的な生き物.そう,それは鮭だ.あのアザラシは卵を産むためにやって来たのではなかろうか?川で卵を産む新しいタイプのアザラシ,それがタマちゃんだ.

10年後のタマちゃんの子孫の姿が目に浮かぶ.

遥々ベーリング海から日本の川に向かってくるアザラシの群.それを狙う漁師達.ここで捕れたアザラシは,新巻アザラシにされる.年末年始の贈答品の定番だ.贈ってうれしい,貰ってうれしい新巻アザラシ.
押し寄せたアザラシが河口を埋め尽くす.そんなアザラシを子供達が橋からを見下ろし,「タマちゃ~ん」と呼びかけるのも毎年の恒例だ.
川を遡るアザラシには数々の困難が待ち受ける.
アザラシを釣り上げようと待ち構える釣り人達.釣り人達は,夕食の食卓を彩るおかずの一品にしようとアザラシを狙っているのだ.アザラシを釣り上げたお父さんのその日の食卓は,自慢話と,家族の笑顔が,おかずのアザラシを囲む.楽しい会話とおいしいアザラシ,自然とご飯もすすむ.そんな家族の食卓には,いつまでも笑い声が響くことだろう.
冬眠を控えた熊達.特に冬の間に子熊を産む雌の熊にとって,重要な栄養源となる.鮭と同じ要領でアザラシを捕まえる熊.アザラシで栄養を充分に摂った熊は安心して冬を迎えることができる.特に北海道では秋の終わりを告げる風物詩として有名だ.アザラシをくわえた木彫りの熊の置物は北海道土産として欠かすことができない.
そんな困難を乗り越え,激流に逆らい,滝を昇り産卵場所に辿り着くアザラシ.アザラシ達は川底に卵を産みつけ,その短い一生を終える.

ああ,川を上るアザラシ.早く来ないかなあ,タマちゃんの子孫達.

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Comments

シュールだ・・・・
新食物連鎖というべきか。
熊がアザラシを咥えた木彫りの・・・・
なんか残酷に見えるのは人間の勝手な妄想だったのかも知れません。人間が一番残酷な生き物ですもんね。
あ!ごめんなさい、マジなまとめをしてしまった!!

Posted by: コングBA | October 22, 2004 at 07:51 AM

卵を産むアザラシ.卵アザラシ.タマアザラシ.
…タマちゃん.
あっ,点と点がつながって線になった.

ちなみに私はいつでもマジです.

Posted by: JC若鶏 | October 22, 2004 at 04:05 PM

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