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March 01, 2005

遺伝子組み換えの人

大豆を使った加工食品の原材料に「大豆(遺伝子組み換えでない)」と書いてあることがある.
バイオテクノロジーとか,そういうあれには詳しくないのだが,「遺伝子組み換えでない」大豆がアピールされるという事は,逆に「遺伝子組み換え」大豆は疎まれるのだろう.しかし,それではバイオの力で作られた大豆が少しかわいそうだ.大豆自身は好んでバイオな大豆になったわけでもなかろう.改造されたくないのに,改造されて生み出された仮面ライダーに通じるところがある.
しかし,遺伝子組み換え大豆は,バイオな部分を消費者にアピールすることができるんじゃないだろうか.原材料に,こう書いてみてはどうだろう.
「大豆(バイオテクノロジーを駆使)」
なにやら大豆なのに最先端な感じだ.人間の英知が薫る大豆.ビバ文明.
ちょっとした工夫で,肉も大豆のようにアピールできる.例えば,こうだ.
「牛(サイボーグでない)」
逆にこれでも,アピールできる.
「牛(サイボーグ)」
食べたくはないが,買ってみたい.妙に石油臭いネジが刺さった牛肉.
これはどうだろう.
「豚(牛でない)」
そんなことは分かっている.しかし改めて書かれると,本当に自分は牛肉ではなく豚肉が欲しいのか,怪しくなってくる.
「鶏(半分は豚)」
パックに入った肉の半分が豚なのか,鶏と豚が掛け合わされた謎の生物なのかよく分からない.バイオテクノロジーの2,3歩先に行っているのか,50歩くらい戻ってしまったのか.
同級生に自分と同じ名字がいていつも困っている山田君が修学旅行に持って行くブリーフにはこう書けばよい.
「山田(マサシでない)」
むしろ,こう書いても良いかもしれない.
「山田(サイボーグ)」
改造人間山田.
家具も新たな手法でアピールだ.
「家具(ラグジュアリーでない)」
ラグジュアリーが何だか知らないが,安易なラグジュアリー感を廃した通も唸る家具の雰囲気が漂う.専門家達は「この角の部分にラグジュアリーの喪失感が堪らない」とか「この引き戸にラグジュアリーがないところが,逆にラグジュアリーだな」とか評することだろう.

本日の更新は,雑文(ラグジュアリー)でお送りしました.
でも何だ,ラグジュアリーって?

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