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October 31, 2005

わっしょい

最近,家の近所でちょっとした祭があった.出店が並ぶわけでもく,ただ御輿を担いだ人達が公道を練り歩くという祭で,盛り上がりに欠ける祭だった.
そんな盛り上がりに欠ける祭にも関わらず,御輿を担いだ一団が公道をうろうろするということで交通規制がかかっていたため,少し車で出かけただけなのに,交差点毎に,回り道しろだとか,御輿が通過するまで待てと指示されて面倒だった.まあ,面倒だといっても大したことないのでいいのだが,問題は,御輿とそれを担ぐ一団だ.
交通規制で停められた車の前を,粋とか鯔背とか,そんな言葉とは懸け離れた法被姿の中年男達が「わっしょい,わっしょい」と,担がないほうがいいんじゃないかと思わせる御輿を担ぎ,交差点をでねりねりと通り過ぎていった.一体何の嫌がらせだったのだろう.伝統も大切だと思うが,ここはやめる勇気の方が大切だと思う.いや,目的は分からないが,担ぐ人達も嫌がらせのつもりでやっていたのかもしれない.
普通,御輿には神体や御霊代が乗るとされているが,あんな嫌がらせのような御輿には乗らないと思う.何か別なものを載せた御輿だったんじゃないのだろうか.

・自治会長
・文鳥
・青少年に有害な図書
・丸ハム
・炊き立てのご飯
・淡い恋心

地元の祭りに厳しく当たってしまったが,御輿に乗って欲しいというオファーがあれば,喜んで有害図書や炊き立てのご飯と一緒に搭乗したい.

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October 29, 2005

大いなるマンション

唐突な話だが,自分に息子ができたらスティーブン・セガールを軸に育てたい.

読み聞かせる昔話の主人公はセガールだ.
「お爺さんとお婆さんが桃を割ろうとすると中からセガールが自力で出てきた」
「金太郎の本当の名前は,金太郎セガール.後にスティーブンと名乗ることになる」
「セガールは,助けた亀に連れられて,竜宮城に行ってみたら,待ち構えていたのは組織の罠だった」

中学生になったら学校の教科書を取り上げ,渡す教科書は自作のセガールスタイル.
「Hello, I am Seagal.(こんにちは,私はセガールです)」
「He is the Seagalest all over the world(彼は世界中で一番セガールだ)」
「A whale is no more a fish than Seagal is(鯨が魚でないのは,セガールが魚でないのと一緒だ)」

反抗期は大変なことになると思う.
「俺,セガールなんか大嫌いだよ.ふざけんな,クソ親父」
「セガールさんにそんなこと言うな.お前にセガールの何が分かるんだ
セガールでキレる息子.セガールを馬鹿にされて怒る父.衝突する親子.
そして,反抗期が終わり和解する父と子.
「ごめんな,親父.セガールはやっぱり最高だぜ」
「やっとセガールが分かってきたか」
手を取り合う感動の瞬間だ.

そして,20歳の誕生日に衝撃の告白が待ち受ける.
「実は,お前に話しておかなきゃいけないことがある
「えっ,何だい.また新しいセガール情報が入ったの」
「いや,父さんは,本当は,……」
「ま,まさか俺の本当の父親ってセガールなんじゃ」
「いや,そいうことじゃなくてな.父さん,セガールが好きというわけじゃないんだ」
「えっ」
「はっきり言うと,好きでもないし,嫌いでもない.悪く言えば,父さんにとって,セガールは,凄くどうでもいい存在なんだ.本当に全く関心がないんだよ」
唖然とする息子.家族崩壊の危機.

しかし,そんな危機だってセガールアクションで乗り越えられる.セガールはいつだって僕らのヒーローなのだから.

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October 28, 2005

削除しました

読み返してみたら,なんか恥ずかしかったので「偽電車男」を削除しました.
コメントして下さった方,ありがとうございました.

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October 27, 2005

バーベ・キュー

「バーベキュー味」ってのは,結局何の味なのだろう.バーベキューといえば,皆で集まり,野外で肉を焼いたり,野菜を焼いたりするあれだ.それに味を付いて,「バーベキュー味」.なんだ,それは.何を以ってバーベキュー味としているのだろう.
チキンナゲットを頼むときは釈然としない気持ちになる.「ソースは,バーベキューとマスタードどちらになさいますか」と訊かれて,「バーベキューでお願いします」と答えるが,バーベキュー味が何なのか自分で分かっていない.食べても「これがバーベキューなのかなあ.よく分からないなあ」と謎は深まるばかり.
食べ物でないバーベキュー.それに味が付いた,よく分からないバーベキュー味.そんな味が許されるのなら,何味でも許されると思う.

「チキンナゲットのソースは,バーベキュー味,マスタード味,セレブのカクテルパーティー味がありますが,どちらになさいますか」
「えっ,えっとセレブのカクテルパーティーで」
「はい,お願いしまーす.セレブのカクテルパーティー入りました」
ファストフードの店で手軽に味わえるセレブのカクテルパーティー味.世の中便利になったものだ.

「チキンナゲットのソースは,バーベキュー味,マスタード味,初めてのキスの味がありますが,どちらになさいますか」
「えっ,えっと初めてのキスの味って,やっぱりあれなんですか」
「はい,あの味を再現いたしました」
「それをお願いします」
「はい,かしこまりました」
ドキドキしながら,ファーストキスの味を注文した青少年.そして,甘酸っぱいと思ったら,意外とニンニク臭くてがっかりする味.青少年達の頬を殴打し,幻想を打ち砕くパンチの効いた味だ

「ソースはマスタード味,バーベキュー味,あの味がありますが,どちらになさいますか」
「あの味って何ですか」
「もう,だから,あの味ですよ.私に言わせないで下さい.いじわる」
と顔を赤らめる若きアルバイトの女性店員.
「あっ,あの味下さい」
「お願いしまーす.ケチャップ味入りました」
騙された.

釈然としないが,夢だけは詰まった味なのかもしれない.

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October 26, 2005

躍動

偶々見ていた野球中継で,アナウンサーだか,解説者だかが「ピッチャーに躍動感が出てきた」という事を言っていた.何だそりゃ.それ以前にも野球中継で「躍動感が足りませんねえ」のような事を聞いたことがある気がする.何だろう,この躍動感というのは.最近の野球では躍動感というのが,普通に使われる言葉なのだろうか.躍動感というのは,分かったようで分からない言葉だと思う.

「全くあんたって子は,少しは勉強しなさい」
「うるさいなあ」
「同じクラスの川北君は中学生になってから躍動感が出てきたってPTAでも評判よ.あんたも見習いなさい」
思春期を迎えて躍動感が溢れてきた川北君.思春期という名の暴走特急は走り始めたばかりだ.

「定年間近の吉田さんって最近躍動感が出てきてない」
「でも,今更躍動感が出てきてもねえ」
「もっと若かったらよかったのにねえ」
OL達の給湯室会話でも評判の躍動感吉田.しかし遅かった.残念.

「うわっ,何か出てきた」
シャープペンの先で指と爪の間を突いたら,滲み出てきた躍動感.どろっとしていてちょっと汚い.

「お前らは,良くやった.甲子園に行けなかったけど,その努力はいつか報われるはずだ」
「監督.ありがとうございました」
感動の場面.監督の目から流れる躍動感.

「ママ,今日のチャーハン美味しいね」
「あら,そうかしら」
いつものチャーハンに一工夫.最後にフライパンで炒った躍動感をチャーハンに載せてグンと引き立つ香ばしさ.主婦の強い味方だ.

最近,以前にもまして塞ぎ込みがちの自分に足りないのは躍動感なのかもしれない.

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October 25, 2005

アジのなめ郎

新聞などの薄い紙を捲るとき指先を舐める人がいる.あれは一体どういうことなのだろう.勿論,指先を湿らせて捲りやすいようにしているということは分かっている.自分の新聞を捲るのならば全く問題はないし,好きなだけ唾液を紙に染み込ませてもらって構わないのだが,人に渡す紙でやるのは止めて欲しい.学校で教師などがプリントを配る時によくやっていたが,かなり嫌な気分になっていたのを覚えている.
渡す方も相手に嫌がられると分かりそうなものだが,何故,止めないのだろう.恐らく,止められない理由があるのだと思う.

・指先から甘い汁が出てくる
・指先に歯磨き粉を付けていつでもブラッシング
・指先がすべすべしていて舌触りが心地よい
・蛇に咬まれた毒を吸い出している
・指先からお母さんの匂いがする

甘い汁に舌鼓を打つ人,蛇の毒を一生懸命吸い出す人,指先から漂う匂いに郷里の母を思う人.人それぞれ理由はあると思うが,なるべく控えて欲しいと思う.

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October 21, 2005

ビタミン

日本人は,ビタミンCを摂りすぎているんじゃないかと思う.最近は,ビタミンCが色々な食べ物にこれでもかといわんばかりに入っている.暫く前は,レモン1個分で凄いビタミンCの量だったような気がしていたが,レモン34個分のビタミンCのアセロラが出てきても凄いと思わなくなってしまった.人間というのは,そんなにビタミンCが必要なのだろうか.日頃から,そこまでビタミンCを使っているような気がしないのだが,どうなのだろう.

「君,この見積もりは何だね.おたくの会社との取引は,考え直す必要があるねえ」
「いや,あの,この見積もりはですねえ」
窮地に立たされるサラリーマン.流れる冷や汗とビタミンC

「へっくしょん」
くしゃみの勢いで鼻から飛び出すビタミンC.

「お父さん,またビタミンC出したでしょ.もうコタツの中でするのは止めてって言ってるのに」
バサバサとやるコタツ布団の中から,ほんのりと甘酸っぱい匂いがする.

「丸和さんのところの奥さん.最近やせたわねえ」
「あたし,聞いたんだけどね.丸和さん,美容整形でビタミンCを吸い出しちゃったらしいわよ」
「ええっ,嫌ねえ」
「本当よね」

「ワッ」
「ああっ,吃驚した.口から心臓とビタミンCが出てくるかと思ったよ」

知らず知らずの内に失ってしまうビタミンC.思ったより人間はジューシーなのかもしれない.

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ファインディング リモ

最近,当たり前すぎてリモコンの便利さを忘れている気がする.よく考えてみると凄く便利な物だと思う.インターネットも便利だが,リモコンの便利さには敵わない.昔は,といってもそれ程昔でもないが,リモコンなど金持ちの家にしかなかった.小学生の頃,ファミコンをやりに友達の家に行って,もしその家にリモコンがあろうものなら,金持ち扱いだった.しかし,今や身の回りはリモコンばかりのリモコン時代となってしまった.そんな今だからこそ,リモコンの便利さを見直す必要があると思う.

「お母さん,お腹すいた.夕ご飯まだー」
「そこのリモコンでも食べて待っていなさい」
「わーい.リモコンだ」
お腹を空かせた子供に食べされるリモコン.消化がいいから,夕飯前でも安心です.刻んでネギで和えて,あつあつのご飯にのせれば,粋なご飯の友にもなる.無添加だから小さなお子様にも安心です.

今年捜査一課に配属された刑事は,以前の配属先でのあだ名は「リモコン刑事」だったらしい.リモコン一つで犯人を逮捕していたと評判のやり手だったとの話だ.

「先生,これでどうぞ一つお願いします」
「いやいや.君,こんな物を貰っても困るよ」
箱入りの饅頭が先生に渡される.こんな赤坂の料亭で日常茶飯事の光景にもリモコンが入り込む.饅頭の下に敷き詰められたリモコン.饅頭の隙間からチラリと顔を覗かせている.それを見た先生もニヤリと笑みがこぼれる.
「先生もお好きですな」
「いやいや.君ほどではないよ.ワッハッハ」

同級生の川北君はロリータコンプレックスのロリコンだ.同じく同級生の丸和君はリモートコンプレックスのリモコンだ.

「うひゃー,リモコンだ.リモコンだ.ああ,助けてくれ.こんなに沢山リモコンがある.それっ,ポチッとな,ポチッとな」
襖の隙間から覗き込むと,「リモコンが怖い」と言っていた男が大喜びでリモコンのスイッチを押している.これは,一杯食わされたと思った若い衆は,男に向かって訊いた.
「お前,本当は何が怖いんだ」
「へえ,そろそろ換えの電池が怖い」
-----落語「リモコン怖い」より

活躍の場が広いリモコン.そして,最近リモコンが気になって仕方がない私は,確実にリモートコンプレックスだと思う.

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October 20, 2005

プロザルファー ゴル

プロゴルファー猿という漫画がある.「猿」と呼ばれる野生児のゴルフ少年の猿谷猿丸と,ミスターXなる人物が送った謎のプロゴルファーとゴルフで勝負する漫画だ.確か,猿が勝つとミスターX勝負は猿に金渡し,猿が負けるとミスターXの組織に入るという条件で勝負をしていたと思う.しかし,今思い出してみるに,ミスターXの組織というのは何だったのか思い出せない.何の組織だったのだろう.そして,猿を仲間に引き込んで何をさせたかったのか.

・猿回し
・田畑の開墾
・アレグリア2
・ランデブー

「あれっ,ゴルフしなくていいの」と戸惑う猿.しかし,ランデブーに胸を躍らせ,猿回しの猿として回される猿.
20年後,30年後には「俺も昔はゴルフで凄かったんだぞ」と子供に話すのだろう.「でも,そのおかげでお母さんと知り合うことが出来たんだぞ」とミスターXを抱き寄せて,小さな幸せを感じたりするのだろう.

……何だ,この話.

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October 19, 2005

曲者

野球に興味がない.ロッテがセリーグで優勝したのは多分凄いことなのだろう.しかし,まあ,それはそれとして,曲者と呼ばれる巨人軍の元木なる野球選手が引退するそうだ.個人的にはこちらの方が気になる.野球選手かつ曲者.元木とは一体何者なのだろう.

・バットを逆さに持ってバッターボックスに立つ
・バッターボックスからピッチャーに向かってボールを投げる
・打ったら三塁に向かって走る
・試合なのに来ない
・帽子を取ると中から鳩が出てくる
・一人でサッカーをしている

何だか知らないが,凄いぞ元木.野球に全く関心がないが,曲者野球を目にしなかったことが悔やまれる.

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October 18, 2005

からまで

スーパーやコンビニエンスストアのレジで,お金を渡すと「……円からお預かりします」と言われることがある.例えば,「千円からお預かりします」というようなこと
この「から」の意味が分からない.なんだろうこの「から」っていうのは.何を意味するのだろう.

「こちらサンドイッチ一点で460円になります」
「じゃあ,これで」
「1000円からでよろしいですか」
「はい」
「はい,それではサンドイッチ1000円からのスタートです」
「えっ」
「はい,1000円,はい1100円,はい1500円,1500円.はい2000円,2000円.はい,もういませんね.それでは2000円で立ち読みしているお兄さんが落札です」
コンビニ店内で突然始まるオークション.買おうと思っていたサンドイッチが見知らぬ人に2000円で売りわたされる理不尽さ.でもサンドイッチに2000円は高いと思うぞ,立ち読み兄さん.

「サンドイッチ一点で460円になります」
「じゃあ,これで」
「1000円からでよろしいですか」
「はい,それでは,1000円からお前の子供まで預かった.返して欲しければ,カラアゲ君をお買い上げ下さい」
「えっ」
「買うのか,買わないのか」
「じゃ,じゃあ.一つ」
いつの間にか子供まで預かるコンビニ店員.そして,驚きの安さの身代金.

「サンドイッチ一点で460円になります」
「じゃあ,これで」
「1000円からでよろしいですか」
「はい」
「1000円からあなたの心までお預かりします」
「えっ」
「お釣りの540円のお返しですが,あなたの心はお返しできません」
「ドッキーン」
冴えない店員なのにときめくのは何故だろう.1000円から始まる恋があってもいいじゃない.そんな恋する乙女の初恋物語.

と散々書きつつも,以前に会社の研修で店のレジに立っていたとき,時々「から」を付けて言っていたことは秘密だ.

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October 15, 2005

おでんの美味しさ

テレビを見ていたらCMでコンビニエンスストアのおでんを宣伝していた.どうやら,おでんの汁が,さらに美味しくなったらしい.
どうなんだろう,これは.毎年おでんの汁が美味しくなったと宣伝している気がする.どこまで美味しくなるのだろう.いや,もうそろそろ,限界なんじゃないのか.来年からは,宣伝文句が変わると思う.

・「今年のおでんは去年のおいしさを越えられませんでした」
ダシの昆布とかこだわったけど駄目でした.でも,そこそこおいしいと思います.などとアピールされたら,逆に食べたくなる.

・「これ以上美味しくするのは無理なので,おでんの汁をやめてみました」
新製品の乾きおでん.

・「おでんのおいしさが限界なので,今年からチーズフォンデュにしました」
諦めてチーズフォンデュに乗り換える潔さ.煮えたぎるチーズに浸かったはんぺんやこんにゃくに混じった牛すじ.

・「最高の美味しさを誇る去年の汁の残りを使ってみました」
老舗のうなぎやのタレ?

共通するのは,コンビニエンスストアのおでんの汁開発チームの挫折感と諦めの気持ち.塩味が例年よりきつめなのは,流した涙のせいだ.

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October 14, 2005

マパート

どうでもいいことだが,アパートとマンションの違いは何だろう.マンションの方が高級そうという感じはするが,それ以外の違いは分からない.いや,私が勝手にマンションの方が高級そうだと思っているだけで,本当の違いはそこではないのかもしれない.六本木ヒルズの居住区域はマンションだと思うが,実はアパートだといわれればそれまでだ.否定できない.
それでは,アパートとマンションの違いというのは何だろう.

・エレベーターのスピード
・蛇口の固さ
・ペットの発育具合
・溢れる笑顔
・親子の語らい
・地球への優しさ

アパートからマンションに引っ越したら息子との会話が増えた父親が喜んだり,笑顔がいつもより眩しかったり,犬がやけに大きくなったり,そういうことなんだと思う.

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October 13, 2005

プライスレス

朝,電車に乗っていて気が付いたのだが,車内の天井に近い角の部分に「この電車は,従来の半分以下の電力で走っています」と書かれたシールが貼られていた.
何なのだろう,この省電力ぶりは.幾ら技術が進んだからといって,従来の半分以下というのはおかしくないだろうか.技術の進歩だけでは説明が付かないような気がする.今までの電車は,何か余計なところに電力が使われていたとしか思えない.

・車掌のやる気
・運転手のバイタリティ
・駅長の切なさ
・サラリーマンの夢
・思春期の恥じらい
・野生動物の食欲

電車の加速と共に加速する駅長の切なさや野生動物の食欲.世の中には切り捨てていいものと,切り捨ててはいけないものがあると思うが,これは切り捨ててはいけないものだと思う.

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October 12, 2005

フランクル

暫く前の話になるが,会社帰りに駅に向かう途中,みどりの窓口の近くで,困った表情をして携帯電話で話をしているピーター・フランクルを見かけた.数学者で大道芸人のあのピーター・フランクルだ.
携帯電話を片手にみどりの窓口で右往左往するピーター・フランクル,最早これ以上何も付け加えることがない光景なのだが,一体何に困っていたのだろう.少し興味がある.

・デアゴスティーニの週刊「戦艦大和を作る」の打ち切りが決定した.「戦艦大和を作る」,毎号パーツが付いていて,最後まで組み立てると大和が完成するやつだ.
「ワタシノヤマトガカンセイシナイヨ」
「ですから,当社といたしましてもどうすることも……」
「ハンブンマデ,デキタヤマト.ドウシテクレルンダヨ」
「あの,こう言っては何ですが,お池に浮かべてみたら素敵かと思います」
「ステキジャナイヨ.ナンテコトイッテンダヨ」
困り果てるピーター.

・里帰りしようとして頼んでおいたハンガリー行き飛行機のチケットの行き先が,全然違う行き先になっていた.
「ナンデ,コスタリカナンダヨ.ハンガリーダト,イッタジャナイカ」
「済みません.ピーターさんはコスタリカ出身かと思いまして……」
「ナンデダヨ,カッテニコスタリカニスンナヨ」
「でも,折角なので,コスタリカに行くのもいいんじゃないでしょうか」
「セッカクジャナイヨ.イキタクナイヨ」
困り果てるピーター.

・今年はメガネ不足で値段が上がると騙されて買った大量のメガネの処分に困った.
「コトシハ,メガネノネダンガ,アガルッテイッタジャナイカ」
「すみません.しかし,先物はリスクがあるとご説明申し上げたのですが……」
「コンナニ,タイリョウノ,メガネドウスルンダヨ」
「メガネ大道芸などしてみるのは,如何でしょうか」
「ナンダヨ,ソレ.イミワカラナイヨ」
困り果てるピーター.

トランクに一杯の眼鏡を詰め,半分まで完成した戦艦大和を手に向かう先はコスタリカ.ピーターよ,何故こんなことになってしまったのか.

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October 08, 2005

喜び組

居酒屋などで,注文などをすると「はい,喜んで」と店員が答える店がある.これは,一体どうなんだろう.当然だが,店員の顔をみると,明らかに本当に喜んでいるわけではなさそうだ.どんな気持ちで「はい,喜んで」などと言っているのだろう.

「すみません,注文なんですが」
「はい」
「えっと,川海老の唐揚げ,一つお願いします」
「はい,幼少期のトラウマに苛まれながら」
「えっ」
思わず本音を漏らした店員.店員のトラウマと共に川海老が運ばれてくる.店員によっては,悲しみと共に枝豆が運ばれてきたり,人に言えない過去と共に冷奴が運ばれてきたり.いつもより複雑な味がするのは気のせいではない.

「すみません,注文なんですが」
「はい」
「チーズ揚げ一つお願いします」
「ほっ,本当に注文していただけるんですね」
「はあ」
「ああ,はい,いえ,喜んで……」
涙を流す店員.
「すみません.この喜びを母に手紙で伝えていいですか」
そこまで喜ばなくていい.早くチーズ揚げ持って来い.

「すみません,注文なんですが」
「はい」
「えっと,前から好きだったんです.付き合ってください」
「はい,喜ん……で」
思わぬ告白に頬を赤らめる女性店員.素敵な誤算に乙女心もときめく.

色々な感情で注文を受ける店員.こちらも負けずに色々な感情を込めて注文したい.

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October 06, 2005

ムシキング

ゴキブリが嫌いだ.しかし,つい先日も家でゴキブリを見かけて思った.ゴキブリと向き合わずに殺してばかりではいけない.なんとかうまくやっていく方法はないものか.憎らしさの中に,可愛らしさを見つけることはできないものか.

・リボンを付けて一家のマスコット的存在として
・紐を付けて携帯電話のいかしたストラップとして
・ネックレスに通してオシャレのアクセントとして
・リュックに忍ばせて行楽のお供に
・シロップをかけて気取ったおやつとして
・星を散りばめて乙女の夢として

まったくやってみる気なし.

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ヨンのソナタ

電車に乗っていたら,見知らぬおばちゃんが打っている携帯電話のメールが見えてしまった.「そうなのよ.ヨン様ってすごくいい人なのよね」というおばちゃん仲間に宛てたであろう本文.
これは一体どういうことなのだろう.このヨン様なる人は,見知らぬおばちゃんの携帯電話のメール送信画面,待ち受け画面が共に,韓国のヨン氏であったことを考えると,あのヨン氏であると考えてよいだろう.この見知らぬおばちゃんは,何故ヨン氏がいい人であると分かったのだろう.
映画などの舞台挨拶,インタビューなどを見るだけで,本当にヨン氏がいい人なのか分からないと思うのだが,どうだろう.女性インタビュアーのスカートを捲ったり,舞台の最前列の人達を端から張り手をしていくような悪い人というのは稀で,大抵の場合,公衆の面前ではみんないい人だと思う.
本文を見た限りでは,ヨン氏がいい人であることは自信がありそうな様子.推測するに,この見知らぬおばちゃんはヨン氏と何か個人的な接触があったのだろう.

トイレの中で紙を切らせて困った見知らぬおばさん.こうなれば已む無しと心を決めてソロソロとパンツを上げる.そんな時,無言で上から投げ込まれたのはトイレットペーパーだ.
「トイレットペーパーデス」
「ああっ,ありがとうございます」
「オレイニハオヨビマセン.ソレデハ,ワタシハコレデシツレイシマス」
「あっ,あの,せめて名前だけでも」
「ヨンデス」
冬のソナタのテーマと共に扉の向こうの足音が遠ざかる.いい人に出会えて助かった見知らぬおばちゃん.女子便所に何故いたんだろうという疑問は野暮というものだ.

雪山で遭難して死にそうになっている見知らぬおばさん.ここで眠ったら死ぬ.しかし,瞼は重い.
「ネテハダメデス.オキテクダサイ」
「はっ,危なかったわ」
「メヲサマシテヨカッタデス.ソレデハ,ワタシハコレデシツレイシマス」
「あっ,あの,せめて名前だけでも」
「ヨンデス」
冬のソナタのテーマと共に吹雪の山に消えて行く.いい人に出会えて助かった見知らぬおばちゃん.救助を呼べよというつっこみは野暮というものだ.

今日はおでんでホームパーティー.招かれたセレブ達と見知らぬおばちゃんが,口いっぱいにおでんを頬張る.しかし,熱々のおでん,頬張れるものではない.皆,涙目で「熱い熱い」と訴える.そこで配られたのは氷水だ.
「ミナサン.コレ,オミズデス」
「ああっ,助かりました」
「オヤスイゴヨウデス.ソレデハ,ワタシハコレデシツレイシマス」
「あっ,あの,せめて名前だけでも」
「ヨンデス」
冬のソナタのテーマと共にホームパーティーから出て行く.いい人に出会えて助かった見知らぬおばちゃん.何故人の家の台所から出てきたのだろうという疑問は野暮というものだ.

様々な場面でヨン氏に助けられた見知らぬおばちゃん.そんな出来事を思い出しつつ友達にメールを打つメール.ボタンを押す指先にも力が入るというものだ.

この物語はフィクションであり,実在の人物・団体とは関係ありません.

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October 05, 2005

拝啓 母上様

「肝っ玉母さん」というのは何だろう.当然だが「母さん」は分かる.問題は,母さんの前に付いている「肝っ玉」だ.何故か,肝っ玉父さんだとか,肝っ玉姉さんなどのようには使わない言葉,肝っ玉.この言葉は一体何だろう.

漢方薬として最高級品の一つとして数えられるのが,パンダの肝っ玉だ.滋養強壮,精力増進,何でもござれの夢の薬.肝っ玉を求めてパンダの密猟が絶えない.

最近性転換の手術を受けた彼.ついでにコスタリカで肝っ玉まで取ってしまったらしい.人として何かが変わってしまったようだ.

新発売の洗剤に新成分をプラス.特許成分の肝っ玉が汚れを見つけて根こそぎ落とす.主婦の強い味方がまた増えた.

秩父のある農家では,10年の試行錯誤を経て世界で初めて肝っ玉の栽培に成功した.たわわに実った肝っ玉.今までは庶民には手の届かない高級食材だった肝っ玉が,これからは気軽に楽しめる秋の味覚となりそうだ.

世界に散らばる七つの肝っ玉を集めると,母さんが出てきて,一つだけわがままきいてくれるらしい.何だかいまひとつ集める気にならない肝っ玉.

今まで肝っ玉母さんには興味が無かった私だが,書いているうちに会いたくなってきた.

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October 03, 2005

お姉ちゃん警報

最近,テレビの新番組の宣伝で「危険なアネキ」というドラマの宣伝を見る.
何だろう,この危険なアネキというのは.弟と二人の兄弟だった私としては,姉や妹の存在に憧れていたので,姉貴という存在はウェルカムなのだが,危険な姉貴とはどんな姉貴なのだろう.

・駆け込み乗車をする
・蛇を素手で捕まえる
・弁当に刺身を持って行く
・プールサイドを走る

刺身弁当と蛇を持ち,プールサイドを全速力で駆け抜け,そのまま電車へステップインする危険な姉貴.悲鳴を上げる家族.

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