ラジオていそ
定礎って何だろう.ビルなどの建物の土台に彫られた「定礎」の文字を見るたびに,何のためにあるのかと疑問に思う.何故「定礎」などという物ができたのだろう.
兄の源頼朝と対立した源義経は妾の静御前と吉野に潜伏するが,頼朝の追討を受けて静御前と別れることになった.
そのとき二人は愛の記念に,吉野の山に「定礎」を残したという.現在,その定礎は,ジャスコ吉野山店の定礎として使われており,国の重要文化財に指定されているという.
現代に生き続ける愛のメモリーにせつなさ炸裂だ.
全国を行脚する弘法大師は,ある村で日照りで苦しむ農民達に出会ったという.
弘法大師は農民達を助けようと手にしていた杖でポンと地面を突くと,地面から定礎が出てきたという.
定礎の出現に驚く農民を背に,一仕事終えた顔をして村を去る弘法大師.そして日照りで苦しむ農民達は,これで救われることはなかったという.
「卒業しても3年2組のみんなの気持ちは一つだよ」+「昆布のミネラル」→「先生方への感謝の気持ち」→「定礎」
昔の中国に礎という国がありました.ある日,礎に矛と盾を売りに来た男が,往来に店を広げて言いました.
「この矛は,どんな盾も突き抜く矛だ.そしてこの盾は,どんな矛も防ぐ盾だ.さあ,皆さん,買って行ってくれ」
礎に住む定はその男に訊ねた.
「その矛でその盾を突いたらどうなるんだ」
男は答えた.
「矛は盾を突き破るが刃がこぼれて切れなくなり,盾は矛の刃を防ぐが盾自体も使い物にならなくなる.一度で両方とも壊れるから,そんなことやっちゃだめだよ」
辻褄が合わないようだが,辻褄が合っていることを「定礎」と言ったという.転じて,ビルの土台を「定礎」と言ったという.どう転じたのかは分からない.
定礎の下にはみんなの思い出とかが埋まっていると信じたい.


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